パソコンの性能がアップして、これまで難しいとされて来た動画の編集ができる時代になってきました。高速なCPUと大容量のメモリ、さらに高速グラフィック・アクセラレータを搭載して、ビデオ編集パソコンとして販売されている機種も登場しているほどです。

しかし、よくよく考えてみると、ようやくパソコンで動画の編集ができるところまで来ましたが、私たちが日常なんとなく目にしているTV放送や映画とは決定的な違いがあります。

たとえば、子供の運動会や遠足などのビデオをパソコンで編集してもあくまでもコマとコマの間をカットしたり、つなぎ合わせたりというコマの編集に過ぎません。

タイトル文字を挿入したり、効果のある字幕やテロップ、セリフの挿入、効果背景・アニメなどを合成・・・ というTV番組ではお馴染みの演出がない、コマ割り編集だけのビデオ作品にしかならないのです。 これでは、やっぱりつまらない作品になり、飽きてしまいます。