2008年のCanon EOS 5D MarkⅡの登場から早や4年。2012年に入ると次の世代の後継機が登場し、DSLR市場が再び活気を帯びている。しかし、多くの後継機は画質に関して大幅に改善されたが、インターフェイスは大きく変わらず、特に不満が多かったDSLRのモニタリング環境に大きな変化がなかったことが残念であった。5D MarkⅡの登場時から背面液晶モニターの視認性の悪さ、ムービー撮影に不向きなことは挙がっており、今回の改良で手をほとんど加えられなかったのは残念であった。モニタリングはカメラマンの目であり、適正露出を得ることとフォーカシングを司る重要なファクターだ。だからこそ、DSLR撮影の欠点を補う意味でも外部液晶モニターは後継機が発売された今でも重要なアクセサリーの1つである。