「CL76HOXP」は、既存発売中の「超高画質IPSパネル採用！7型マルチ入出力端子搭載フィールドモニター [型番：CL76HOX]」の後継機種となり、搭載液晶パネルを600cd/m2の高輝度液晶パネルに置き換え屋外撮影時の液晶視認性を向上。より正確なピント合わせや構図確認が可能となります。
また、IPS方式液晶パネルの特長である広視野角（上下左右各178°）に高解像度（1280x800）、高コントラスト比（800:1）仕様で撮影時、周りの人たちとの映像共有にも役立ちます。

映像入力端子は、HDMI、コンポーネント（Y.Pb.Pr）、ビデオを搭載し、さまざまなカメラへの接続が可能。HDMI入力では、最大1080/60pのフルHD映像信号入力に対応するため、映像クオリティが求められた撮影時でのカメラ接続にもご利用いただけます。
また、各映像入力端子よりパススルー出力するHDMI、コンポーネント（Y.Pb.Pr）、ビデオ出力端子も搭載し外部録画機器やモニターへの接続が可能となります。
電源は、付属のACアダプター、デジタル一眼レフカメラやデジタルビデオカメラ用パッテリーパック、キャノン4ピンXLRコネクターの他、Vマウントプレート接続による供給が可能。タリー機能も搭載しているため、スタジオ撮影等での撮影カメラ確認も可能です。

「CL76HOXP」では、デジタル一眼レフカメラのEOS 5D Mark IIでの動画撮影時、カメラからのHDMI出力方式によって外部モニター接続時に表示されてしまう余分なエリアや黒縁部分を自動認識し未表示させる「オートDSLRスケーリング機能」を搭載。
「CL76HOXP」本体側でEOS 5D Mark IIからのHDMI信号を自動認識した際、液晶パネル上で表示したい画角を「フルスクリーン」「16:9」「3:2」から選択が可能となります。

また、豊富な撮影アシスト機能を搭載。ピント合わせの補助機能としてピントの合ったエッジ部分を赤色ラインで表示する「ピーキング機能」、露出レベルを色分布で可視化情報としモニター上に表示する「フォールスカラー機能」、露出オーバーやアンダーでの白トビや黒つぶれエリアを警告表示させる「クリップガイド」に警告表示させる任意の輝度値（IRE値）を設定可能な「ルマ アンダー（オーバー）警告機能」、入力映像信号をドット・バイ・ドット表示する「ピクセル等倍機能」を搭載します。
プロフェッショナルビデオカメラとデジタル一眼レフカメラ両方での使用環境を想定し設計された7型ハイビジョンIPS液晶搭載フィールドモニター「CL76HOXP」で撮影現場での利便性を向上します。

高解像度・高画質IPS液晶パネル採用
高輝度（600cd/m2）に1280x800の超高画質IPSパネルを採用することで屋外での撮影でも視認性を向上。ディテールなピント合わせを実現します。また、高コントラスト比（800:1）、広視野角（上下左右 178°）で少ない色変色に鮮明な色彩での映像共有を撮影現場で可能とします。

※当製品はIPS方式液晶ディスプレイを使用しております。IPS方式液晶の特性上、バックライトの光漏れが発生することがございますが、製品の不具合ではございませんのでご了承ください。

HDMI・コンポーネント・ビデオ入出力に対応
HDMI、コンポーネント（Y.Pb.Pr）、ビデオ入出力にも対応し、あらゆるフォーマットでの映像入出力が可能。全ての入力信号はパススルーにて出力されます。
※本製品にコンバーター機能は有していません

HDMIでの1080/60pに対応
HDMIでの映像入力では、1080/60pに対応し映像クオリティが求められた撮影時でのカメラ接続にも対応。

AC電源、バッテリー供給、キャノンコネクターでの3系統電源供給に対応
ACアダプターとソニーLシリーズバッテリーパックをマウントできるバッテリーパックプレートを標準付属。
別途、オプションでキヤノンLP-E6、BP-945シリーズ、ニコン製EN-EL15、パナソニックVW-VBG130/260バッテリーパックをマウントできるバッテリーパックプレートを販売します。

また、キャノンコネクターからの電源接続とプロフェッショナル向けVマウントやアントンバッテリープレートをマウントできるVESA規格、取付ネジ穴を搭載します。

タリー機能搭載
本体背面にタリー用LEDライト、液晶画面上の上下左右にタリーライトを表示することでスタジオ撮影等でのタリー確認が可能となります。
　

オートDSLRスケーリング機能
デジタル一眼レフでのライブビュー撮影時のHDMI映像出力方式は使用するカメラによって変わります。
「CL76HOXP」では、モニターでの表示アスペクト比（4:3、16:9、または任意(*2)）設定以外にDSLRスケーリング機能を搭載します。
DSLRスケーリング機能では、HDMI映像出力方式によって外部モニター接続時に表示されてしまう余分なエリアや黒縁部分が表示されないよう実際の撮影エリアのみを拡大し、高解像度8型大型液晶モニターに表示します。
様々なカメラやカメラでの設定に対応できる「標準」「3:2」「16:9」「フルスクリーン」の4つの設定から選択可能です。
尚、EOS 5D Mark IIでの動画撮影時は「オートDSLRスケーリング機能」で撮影と当時に自動的にスケーリングが適応、フルスクリーンで表示されます。

※DSLRスケーリング機能は、HDMI入力時のみに対応しています。

ピーキング機能
ピーキング機能を利用しピントを合わせたいエリアにくっきりとした赤ラインが表示されるまでフォーカスを動かすことで適切なピント合わせを行うことができます。
ファインダーやカメラに搭載された小さい液晶画面では合わせづらいピントを高解像度７型IPS液晶モニターにピーキング機能で合わせることにより正確なピント合わせを実現します。


                       ピントの合っていない状態                                                ピントが合っている状態

フォールスカラー機能
カメラで表示されている映像各エリアの露出レベルを色でモニター上へ表示。
色彩での的確な露出レベル合わせを行えるフォールスカラー機能に露出オーバー、アンダーの上下限IRE値を設定できる機能を追加。
露出オーバー、アンダー上下限IRE値を設定することで撮影環境や好みに合わせて露出コントロールをアシストします。
また、各IRE値での色分布バーを液晶底部に表示することで各IRE値での色を見比べることが可能となり実際の撮影映像の露出度調整を瞬時に行えます。

クリップガイド機能 (Clip Guide)
露出オーバーで白トビが発生しているエリアと露出アンダーで黒つぶれが発生しているエリアを警告サインで表示できるクリップガイド機能を搭載。
屋外撮影時、外光からの映り込みで液晶パネルが見づらくなった場合も的確に露出オーバー、露出アンダー発生エリアを見分けることが可能となります。
また、露出オーバーを認識し警告サインを表示するIRE値を任意で設定が行えます。露出オーバーでの警告サインは設定項目にて点滅、または常時表示設定が可能です。

ルマ アンダー（オーバー）警告
「ルマ アンダー（オーバー）警告機能」は、「フォールスカラー」「クリップガイド」使用時の白トビや黒つぶれ警告色や白トビ警告が表示される輝度値（IRE値）を任意に設定します。
撮影したい映像イメージに合わせて設定することによりお好み映像での「フォールスカラー機能」「クリップガイド機能」の使用が可能となります。

※ルマアンダーの警告設定はクリップガイド表示時のみに対応します。

前面ファンクションボタンとノブ
映像切り替や利用頻度の高い機能をワンプッシュで呼び出せるファンクションボタンとモニター表示色を設定できるノブをモニター前面に用意。使いやすい操作性を実現します。

カラー表示機能と色温度設定機能
撮影場所や環境に合わせて色温度を5600K/6500K/9300Kまたは、任意のRGB成分値にて設定が可能です。
また、カラー表示モードでは、「R成分」「G成分」「B成分」「モノクロ」表示モードを搭載し色再現を用途に合わせて表示可能です。

ユーザー設定
任意ファンクションボタンへの割り当てや液晶モニター表示設定などお好みの設定内容をユーザー1?5までの5つのユーザー設定として登録することができます。
屋外用、屋内用、風景用、人物用など自分の目に慣れている環境を保存しておくことで環境にあわせて瞬時に設定変更が可能となります。

ピクセル等倍機能とアンダースキャン機能
解像度1280ｘ800液晶モニターへ入力された映像信号は、入力された映像信号の解像度に合わせてスケーリングされ拡大または縮小表示されます。
撮影時でのピント合わせや映像確認時、実際の映像画素に合わせてモニターへ表示が可能なピクセル等倍機能を搭載。

1280ｘ800の高精細液晶パネルに実際のピクセル数にて表示、表示が収まらないエリアも全面ボタンで上下左右への移動が可能で撮影強調したいエリアに合わせピクセル単位でのピント合わせを最適に行えます。
アンダースキャン機能では、全ての撮影エリアをモニター上に表示します。

4カ所に三脚穴を搭載
さまざまな撮影環境や設置方法に合わせてモニター上下左右に三脚穴を搭載。

取り外し可能なナイロン製大型サンシェードに持ち運び時のキズ防止に便利なプロテクトケース付属
屋外での撮影時に有効な「CL76HOXP」専用ナイロン型サンシェードと持ち運びに便利なプロテクトケースを標準付属