一般的な4K対応AV over IPシステムでは、最大900Mbps(平均350Mbps)の帯域幅が必要です。1080p映像の伝送でも、最大500Mbps(平均250Mbps)の帯域幅(Blustream IP200UHDシリーズの場合)が求められます。
単一のネットワークスイッチでの運用では問題ありませんが、複数台のスイッチを使用する大規模システムでは、スイッチ間のアップリンク(トランク)接続の帯域幅を考慮したシステム設計・運用が必要となります。
AV over IP専用のネットワークスイッチを見ると、多くの1Gb対応機種のアップリンク(トランク)接続帯域幅が1Gbpsとなっています。10Gb対応機種も存在しますが、1Gb対応機種と比べて高価となります。
IP200UHDシリーズで伝送可能な映像系統数の目安は以下のようになります。
今回ご紹介する「IP50HD」は、これらの課題に対応したAV over IPソリューションです。
IP50HDシリーズで伝送可能な映像系統数の目安は以下のようになります。
• 1Gbpsアップリンク接続:1080p映像約40系統
IP50HDを使用したマルチキャストシステムの構築は、以下の手順で行えます。
1. アドバンスドコントロールモジュール[型番:ACM200]のウェブGUIで各送信機と受信機をスキャン
2. EDID保持機能とスケーラの設定を行う
送信機と受信機を必要に応じて追加可能
故障した際も、デバイス設定が引き継がれるため、デバイスの交換が簡単
IP50HDは、帯域幅の効率的な利用と拡張性を備えたAV over IPソリューションです。高品質な映像・音声伝送を必要とする環境での使用に適しています。
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